COCON / ROBOTICS INSIGHTS

ロボティクス・インサイト

日本とインドネシアのロボティクス動向を、一次情報、導入成熟度、現実的な実証案とともに解説します。

CARRIEを不整地の構内搬送ルートで検証する業務フロー図
Indonesia · 2026-10-04

CARRIE AMR:インドネシア工場の不整地搬送に必要な条件

BRINのCARRIE研究は、インドネシアの工場に実務的な問いを投げかける。床に凹凸があり、通路が狭く、人や車両の交通が多いとき、自律搬送ロボットは何を実証しなければならないのか。BRINは協働型の自律材料搬送と、凹凸や障害物への対応を意図した適応型機械プラットフォームを説明し、将来の事業化候補として位置付ける。ただし、これは量産現場での成果ではない。本稿では、経路監査、受渡し、80〜150メートルの限定実証、復旧、振動、人の介入、充電を使い、研究シグナルを導入判断へ変換する。

記事を読む ↗
ベースライン取得から段階的な本番移行までを示すカスタマーゼロ型フィジカルAIキッティング実証フロー
Japan · 2026-10-04

日立とファナックのフィジカルAIを工場実証としてどう読むか

日立とファナックは2026年9月30日、日立グループの工場を「カスタマーゼロ」としてフィジカルAIを共同検証し、顧客展開につなげる戦略的パートナーシップを発表した。初期対象は、形状の異なる部品のピッキングと、生産品種の切替時に行う段取り替えである。評価項目として認識精度、ロボット動作、タクトタイム、品質面の有効性が挙げられ、日立のエッジAI半導体とファナックの産業用ロボットを組み合わせた検証も計画されている。ただし、これは実工場での検証計画を示す発表であり、完成済みの生産実績ではない。製造現場に必要なのは、発表をそのまま導入判断に置き換えることではなく、比較可能な基準、例外の記録、人による復旧、明確な合否判定を備えた限定実証へ翻訳することである。

記事を読む ↗