← 事例一覧へ
導入事例 · LINE / SaaS

LINEを「送れる」から「管理できる」へ。

日本のSMBにとって、LINEは電話よりも重要な顧客接点。しかしLINE公式アカウントは素のままではCRMとして使えません。COCONはマルチテナントのLINE Bot管理SaaS「Curva」を設計・構築し、1対1チャット・一斉配信・フォームの全工程をひとつの画面で完結できるようにしました。このアーキテクチャは、Passukuruの技術的土台にもなっています。

サイトを見る line-curva.com — 本番稼働中
2,116
コミット(2023年〜継続出荷)
120
CRVチケット出荷
15 → 0
修正した依存脆弱性(CRITICAL RCE含む)
159
Eloquentモデル(91コントローラ)
課題 · THE CHALLENGE

「送れる」ことと「管理できる」ことは、別物。

日本のスマートフォンユーザーのほぼ全員がLINEを使い、美容院・個人塾・フィットネススタジオ・地域の農家——あらゆるSMBが友だち追加で顧客とつながっています。しかし素のLINE公式アカウントには、誰がどのメッセージを読んだか、どのフォロワーが購入に近いか、チームでどう応対を分担するかを知る方法がありません。Lステップやプロラインなど既存ツールはあるものの、価格・機能・カスタマイズ性のバランスが取れたマルチテナント基盤は市場に乏しかったのです。

LINEがCRMとして機能しない

LINEは顧客接点の中心なのに、BIやCRMとしての機能を持たない。

規模の異なる事業者を一つの基盤で

個人事業主から複数拠点のSMBまで、同一プラットフォームで扱う必要がある。

リアルタイム性の壁

チャット割り当て・担当変更・既読管理は、WebSocketなしには実現できない。

外部SaaS連携

ZoomやStripeなど、外部SaaSとの深い連携が求められる。

プラグイン・マーケットプレイス

第三者が機能を追加できるPlugin CMSの仕組みが求められた。

実務に耐えるUI品質

Windows/Macで色味が異なるなど、実際のビジネス利用に耐える品質の担保が必要。

解決 · WHAT COCON BUILT

チャットから課金まで、ひとつの画面で。

COCONはLaravel 13 / Vue 3 / Inertia 2をコアに据えたVILTモノレポを設計しました。主要モジュールは次の通りです。

01
コミュニケーション基盤

Laravel Reverbによるリアルタイムチャット(会話割り当て・担当変更・既読管理)。LINE Flex Messageエディタ、シナリオ配信、一斉配信を統合。

02
フォロワーCRM

LINEフォロワーをカスタムフィールド付きで管理。Meilisearchによる高速検索、カスタム検索保存、イベント予約、フォームによるリード取得。

03
Zoom統合

OAuthフローとWebhookで、会議予約をLINEフォロワーと結びつける。

04
Plugin CMS(CRV-60)

オーナーが機能を申請→デベロッパーが実装→審査→ストアへ、という3ロールワークフロー。NDA・ToS・プライバシーポリシー・SLAを自動生成。

05
Passukuru連携

/integration/register-kuru エンドポイントとAPIキーミドルウェアで、Passukuruの商品をLINE配信(Flex bubble/カルーセル)として送信できる。

06
料金プランと課金

ライト¥5,000/月〜ビジネス(要相談)まで、機能ポイント合計で自動適用。Stripe Cashier(Visa/Mastercard/Amex/JCX)による課金。

実現の裏側 · WHAT IT TOOK
リアルタイムアーキテクチャ

Laravel Reverb(WebSocket)+ Laravel Horizon(Redis Queue)の組み合わせ。チャットの既読・担当変更をブラウザ更新なしに全端末へ即反映させる。

マルチテナント設計

159のEloquentモデル、91のコントローラ、48以上のマイグレーション。SystemAdmin / Admin / Developer / Member / Publicの5ロール×3コンテキストを設計段階から分離し、テナント間データ漏洩をアーキテクチャレベルで防止。

色域対応(CRV-229〜235)

curva-tokens.cssをOKLCH単色からsRGBデフォルト+@media(color-gamut:p3)復元方式に全面変換。88ファイル401箇所の一括変換で、Windows Chromeで色がくすむ問題を根治。

CI/CDとセキュリティ自動化

AWS Elastic Beanstalkへの自動デプロイ。PHPStan/Larastan・Pest 188本・Dusk E2E・security-auditを含むCIを全PRでGREENにしてから本番反映。CRITICAL RCE CVE-2026-44262を含む15件の脆弱性をゼロにし、以降は全PRで自動監査。

スクリーンショット · SCREENSHOTS

実物で、お見せします。

Curva SaaSランディングページ — LINE(線)を曲げる。
line-curva.com — SaaSランディングページ
機能紹介 — ひとつの画面で、ぜんぶが動く
機能紹介 — ひとつの画面で、ぜんぶが動く
機能一覧 — 名刺OCR管理・AI文字起こし・打刻勤怠・抽選くじ機能
機能一覧 — 名刺OCR・AI文字起こし・勤怠・抽選
モバイル表示 — スマートフォン最適化
モバイル表示 — スマートフォン最適化
成果 · THE RESULTS

障害も技術負債も、その日のうちに詰める。

LINEビジネスSaaSの安定稼働・セキュリティ CVE放置・CI監査なし・RDS接続枯渇 → 全CVE修正・CI自動監査・本番安定稼働
導入前 12% 導入後 82%+
2,116
コミット(2023年〜継続出荷)
120
CRVチケット出荷
同日
本番RDS障害から復旧
0
修正後の脆弱性(npm+composer audit)

line-curva.comで本番稼働中(AWS Elastic Beanstalkにて自動デプロイ)。本番と1:1のstaging環境(line-curva.cocon-lab.com)で検証してからリリースしています。そしてCurvaのマルチテナント・リアルタイム・外部統合の設計は、Passukuru EC(16テナント・3,926件注文・約¥19.9M GMV)の技術基盤として、今日も動き続けています。

※ 達成度イメージ(導入前 12% → 導入後 82%+)は、自社評価による代表値です。コミット数・チケット数・脆弱性件数は本番環境の実測値です。

← 前の事例 大阪侍ライオンズクラブ 事例一覧 次の事例 → Kokorozashi

この事例に近い課題をお持ちですか?

まずは、いま向き合っている課題をお聞かせください。実装まで責任を持って伴走します。

課題をお聞かせください